2009年8月24日月曜日

上杉鷹山に学べ 1

 いよいよ選挙戦も終盤に突入した。
 相変わらずヒョットコは、脅威を感じる政党を批判し続けている。その言い草がフルっている。
 「あの主張はバラ撒きだ、我が党には政策がある」
 このご仁相変わらず顔を出す度に、馬鹿さをさらけ出しているようだ。
 竹下登の1億円から、つい先日の「さもしい給付金」まで、その場限りのバラ撒きしかやってこなかった自分の姿が見えていない。

 自民党、共産党、社民党、民主党etc いずれの党も、党首がしゃしゃり出るとイメージが悪くなる。特に社民党の福島は「自分こそ正義」と思い込み、他人の話を一切聞かない未熟者。
 ま、しょうがないか、彼女は弁護士出身で、弁護士って立場の人はほぼ全員が「自分は正義」と思い込んでいるんだもんネ!


 さて、日本は破綻している。
 この状況から脱却するには本当の行政改革を行う以外あり得ない。
 自民党も民主党も、二言目には「行政改革」とお題目のように口にするが、この言葉の意味が分かっていないのではないかと、疑わざるを得ない。
 信頼がおけるというか、改革を任せたいと思うのは、渡辺喜美ただひとり。
 なぜなら日本の歴史上行政改革を成功させた唯一の為政者、上杉鷹山の視点に似ているからである。

 そこで投票日までに数回に分けて、上杉鷹山の考えと行動を記していく。
 この言動と、今選挙カーから聞こえる声の内容・過去の実績を見比べれば、誰を選べばよいのか、ひとつの判断基準となるだろう。

 17歳の少年が数十年の歳月をかけて改革に取り組み成し得る足跡は、低迷する会社の改革とも十二分に通じるところがある。
 そういえば石川遼クンも17歳だな!
 17歳という多感な世代に与える刺激によって、その人の人生が輝くかくすむか、瀬戸際にあると思える。

 さて、
 以下内村鑑三の記した英文による「代表的日本人」を元に、鈴木範久が和訳し岩波文庫が出版している「代表的日本人」から抜粋引用する。


『上杉鷹山に学べ その1』

 ☆ 内村鑑三は上杉鷹山の功を例えて「治世は力でなく徳で行え」と説く
○ 私どもには進んだ政府機関があるにもかかわらず、天国におよばない点では、10世紀前の祖先の時代と少しも変わりないようにみえます。

○ .....むろん、いかなるかたちでも圧政政治はいけません。しかし投票箱のなかには、およそ圧政政治と名のつくものは全然入る余地がない、などと考えるのは軽率です。

○ 治世は制度ではなく、徳で行わなければなりません。いや、徳がありさえすれば、制度は助けになるどころか、むしろ邪魔であります。「進んだ政府機構」といいましたが、それは人を助けるためではなく、どろぼうを捕らえるためです。思うに代議政体は、一種のすすんだ警察組織です。
 悪党や泥棒はそれでうまく抑えられるが、どんなに大勢の警察をもってしても、ひとりの聖人またはひとりの英雄に代わることはできません。
  
続く

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