2009年10月10日土曜日

知事会という卑しき集団

 
 イギリスでも政権交代がなされるらしい。
 次の政権を担う党首は言った
 「労働党の残した債務を繕わなけらばならない
  そのために国民全員がその任を負う
  公務員も一定以上の給与を得ているものは
  減額する」

 日本に例えるならば
 「自民党が残した多額の債務を減らさなければならない
  そのためには火急を要しない外郭団体は解体し
  公務員の給与も減額する」
 となるだろう。
 
 昨年末から今年の年頭にかけて準備された企業のセイフティネットともいうべき融資が、中小企業を対象に用意された。計画性のないその場しのぎの政策である。
 「一息つきたい」と多くの企業が借入をおこした。
 しかしこの借入は、返済計画のない借入であり、返せる充てのない借金を増やしたにすぎない。
 「一息つけた」としても、どうやって「二息目をつくのか」余計の心配をしていた。

 好きではない政治家のひとり、亀井静香は返済の延期を決めた。
 しごく当たり前のことで、このまま放置すれば、間違いなく「倒産」「夜逃げ」「自殺」が増えただろう。銀行は抵抗したが、このままでは貸し倒れが多発することは目に見えており、返済延期は銀行が喜ぶべきである。

 いや不良債権化したらまた税金で国が救ってくれると考えているのかもしれない。
 しかし今つかわれている国のお金は税金ではなく、全額借入金である。
 歳入よりも多い支出を繰り返すのは、全額借入金を使っているのだ。

 国の財政を立て直すことが、あらたな政権の大きな仕事である。
 なぜなら長期政権の腐敗部分をあぶり出し、修正するのが政権交代の一番の目的だからだ。

 財政を立て直すには、国民の「たかり精神」をなくさないと無理である。
 給付されるお金がなくなったとしても、それは「痛みを分け合う」ことにはならない。
 国民総てが「給付」や「保障」を求めないことだ。

 全国知事会が開かれた。
 千葉県知事になったアホ健作や宮崎県知事のそのまんまが正義面をして、交付金や公共事業が廃止になることを責めていた。
 こうした発言、発想が前アホウ総理のいう「さもしい」行為なのである。

 あきらかに国が借金をしている財政状況がわかっていながら、「金くれ」と言い続けるのは「アホ」以外の何者でもない。
 知恵ある者ならば、有るものでやりくりするのである。
 自らの思考のなさをあらわにして「さもしい」発言を続ける全国知事会とは
なんという「卑しき集団」なのか。

 これでは日本は消え行くのみ........