きょうは少し色合いの違った話をしよう。
あなたは「還付加算金」というありがたい言葉を聞いたことがあるだろうか?
事業所を経営しながらその他の仕事をしているため
毎年新年を迎えると確定申告の準備に入る。
事業所を経営していると毎年7月と1月は従業員に支払っている給与の源泉税を納付する。
そして決算月の翌月には一年分の消費税を納付する。
その間にやれ自動車税だ、都市民税だ、法人都市民税だ、となんだかんだと納税ばかりしている気分だ。
そして納付が1ヵ月以上遅れると督促状が届く。
そして延滞金が加算されてくる。
やれやれまったく嫌になるな.....と思っていた。
昨年の確定申告も毎年と同じように
開始と同時に郵送で済ませているので
いつもならば3月の中旬には源泉還付金が振り込まれてくるのに
今年は4月になっても何の音沙汰もなし。
こちらからせっつくのも、余計な話になると面倒だからと
そのままにしておいた。
そして5月が過ぎ6月に入っても何も連絡がないので
こちらから所轄の税務署へ電話で確認してみると
お客様のご住所を教えてくださいと言われた。
税務署に「お客様」と言われるのはなんとも落ち着かない。
そして折り返し電話が架かり、
「必要書類が足りないので更生手続きに来てください」とのこと。
手続きを済ませたが、それからまたしばらく音沙汰なし。
また電話で「更生手続きは通ったのか否か聞いてみると、
「お客様へ折り返し連絡を入れます」ときた。
毎度毎度お客様呼ばわりは、本当に気恥ずかしい。
そして「15日に更生手続きはOKになっていますのでしばらくお待ちください」とのこと。
6月末になっても還付の振込通知は届かず、とうとう7月になった。
徴収する時は一日遅れても追徴金を請求されるのに、
還付の時はどんどん先送りするとはけしからん!
ダメ元だから還付延滞金を請求してやろうと考えていた矢先、
やっときょう、税務署から「国税還付金振込通知書」なるありがたい書簡が届いた。
中を確認してみると、更生手続きによって把握している還付金よりも多い金額が刻印されている。
その頭には「還付加算金」と書かれていた。
なんとその金額は還付金の1.3%にもなるのだ。
そこで税務署に「還付加算金」とは何ぞやと確認してみた。
「お客様にお戻しする期間が延びたための金利だと理解してください」とのこと。
そして
「今年の確定申告で「雑所得」に入れてください」と言われた。
還付延滞金を請求しようと振り上げた手は、どこへおろせばよいのか.......
こんなにたくさんの金利を付けてくれるなら、1年先でも良かったのに...と電話を切ってから「お客様」は独り言!
援 軍
2 週間前