2009年7月1日水曜日

できるかどうかが問題なのではない

 次期衆議院選挙では間違いなく自民党は負けるだろう。

国家財政の支出は歯止めをなくし、目先の保身しか考えず、次世代に負担を残すことを繰り返している国家が存続できる試しがない。


 消費をあおるエコポイントも私は一切利用しない。

 自分が多少得をしても、そのツケは子どもたちの世代にまわされるからである。

 親として最低限努力すべきことは、子どもたちの将来に負担を少なくすることだと思っている。


 自民党と何らかの関係があり、それによって少なからず利益のあった人たちは、野党に政権維持をする能力がないと、口を揃えて危惧する。


 どんなことであっても、どんな立場であっても、経験をするまでは「未経験」なのだ。

 未経験だからといって否定的に考えてしまうと、新たな能力は見いだせない。

 「未経験だからできない」との発言は一見正論に聞こえるが、その裏をかえせば、自分が守ってきた利益がなくなることに不安を抱いているにすぎない。


 その立場になったとき、周りが期待した能力が発揮できないとしても、「だから前の政権がよい」といっていれば、国体は老衰化するだけである。

 新しい政権を育てていくのも、国民の責任ではないか。


 昨今の自民党の言動から、国民の政治は微塵も感じられない。当初はこんな政党ではなかった。

 なぜこんな政党になってしまったのか。


 その理由は一党支配にある。

 長年続いた一党支配は、自民党こそ正義と思い込ませるに十分であった。

 その間違えた正義には、国民の声を聞く姿勢はなく、自分たちの言動すべてが正義と思い込んでいる。

 その思考が国民不在の言動となる。


 一党支配は社会主義体制だけにあるのではない。

 民主主義政権にもあることを見逃してはいけない。


 一党支配の国の末路を幾つも見てきた。

 日本も同じ道を歩んでいる。

 この歩みを止めることができるのは、政権交代以外あり得ない。



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